一難去ってまた一難。いや弱り目に祟り目。
最近ご無沙汰だったぎっくり腰が出てしばらく寝床生活でした。
多分、怪我の間の運動不足が原因していると思いますが、ちゃんと運動しておけば良かったと後悔しています。
やっと動けるようになったので近場の早戸川林道に行って来ました。
でも到着が遅く、鳥が全然出てきてくれません。
やっと見つけても林の奥深くか梢のてっぺんで見えない程高い位置です。
こんな時は囀りを聞くことにしているのですが、今日は囀りもなかなか聴けませんでした。
それでも一応オオルリ、キビタキ、クロツグミ、センダイムシクイなどの囀りを聞くことはできました。
サンコウチョウがそろそろ到着しているのでは無いかと思いましたが、今日は囀りは聞くことが出来ませんでした。
オオルリ、今日はこんな写真しか撮れませんでした。何時になったら新緑と夏鳥が撮れるのでしょうか。
コゲラ、近くに来てくれるのはコゲラぐらいです。皆んな子作りに忙しいのだと思います。
ps.今日の小笑い・キビタキの鳴き真似
野鳥が鳴き真似をすることは既知のことですが、キビタキも良く鳴き真似をします。
今日はキビタキがなかなか近くに来てくれないので、バードコールの替わりに口笛を吹いてみました。
すると親切なキビタキ君が私の下手くそな口笛に合わせてメロディーを奏でてくれます。
面白いので下手なりにも少しメロディーを変えて口笛を吹いてみると、今度も口笛に合わせてくれます。
キビタキ君は近くには来てくれませんでしたが、写真が撮れなくて悲観している私を慰めてくれました。
ps.野鳥の生態・帰巣本能
私は野鳥の帰巣本能について、ある仮説を持っています。
日本にやってくる夏鳥の多くは、自分が生まれた場所に戻ってきているのでは無いかと言うことと、生まれた場所に戻ってくるための目印は川では無いかと言うことです。
夏鳥たちは島伝いに、或いは大陸の海岸線伝いに北上し、自分の生まれた川の河口に到着すると、今度はその川を遡上して生まれた場所に戻って来るのでは無いかと言うことです。
私がよく探鳥する丹沢の場合は、多くの夏鳥たちが相模川と酒匂川を遡上してくるのだと思っています。
この仮説が正しければ、野鳥の営巣地までの経路になっている川の流域には、営巣地の候補になったり、野鳥の移動の時期には希少種が立ち寄ったりすると言うことになります。
例えば、コマドリの繁殖地として有名な山梨県の峠の場合は、私の仮説だと多摩川を遡上しているか、または富士川を遡上しているのだと思っています。
そこで、コマドリの観察場所を探す場合は、多摩川や富士川の流域や源流の中に生息に適した環境があればコマドリがいる可能性が高いということになります。
私はこの仮説の検証をライフワークとして取り組んでいきたいと思っています。