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2015.6.4 スポットライトに照らされて・林道・サンコウチョウ(Be lighted up by the spotlight)

今日は林道にサンコウチョウを見に行きました。
サンコウチョウは薄暗い林の中に巣を作りますが、巣のある場所だけは木漏れ日が長い時間当たっています。
抱卵や雛が成長する上でも日当たりが良い方が有利なのだと思いますが、親鳥は暗い林の中にもそんな場所を上手に見つけて巣を作ります。
これはサンコウチョウだけでなく先日観察したオオタカも同じように日当たりが良い場所に巣を作ります。

今日観察した巣も巣場所付近は薄暗い場所でしたが、巣のある場所だけは木漏れ日が当たって、まるでサンコウチョウの巣がスポットライトに照らされているようでした。

サンコウチョウ、今は抱卵中のようです。あまり長居はしないでサクッと観察です。
Sankoutyou・Terpsiphone atrocaudata
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オスも抱卵しますが、メスの方がずっと長い時間抱卵します。
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でもオスはサボっている訳ではありません。巣の近くで常に天敵が来ないか見張っています。
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天敵が近くに来たら警戒音でメスに知らせます。ここではカラスと台湾リス、蛇などが天敵です。
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無事に雛が産まれて巣立っていってほしいと思います。この巣は林道のすぐそばにあるので人間が天敵にならなければ良いのですが。
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ps.徒然・人間との共存

私の家の近くに雨戸の戸袋でムクドリが子育てをしています。
近くを通ると必ず親鳥が餌を運んでいます。多分1日中出入りしているのだと思います。
その度に雛たちは餌をもらおうと大きな声で鳴きます。

この家の家人はさぞかしうるさいのだと思いますが、追い払うことなく優しく見守ってくれています。
戸袋も巣材や糞で大変なことになっていると思います。私の家だったら少し悩んでしまいます。

雀や鳩は人間との共存を選んで人間を上手く利用しています。このムクドリも人間との共存を選んだのだと思います。
それを決めた理由の一つにこの家の家人のような優しい人のような存在があると思います。
きっとこの家人には小さな幸せかも知れませんが必ず訪れると思います。

ps.マナーを見つめて・鳥との共存

私の趣味は野鳥の写真を撮ることです。野鳥を見るだけでは満足せず写真が撮りたいのです。
マナーの事例などで『たかが写真を撮るために』と言うキーワードがよく出て来ます。
私はこの言葉を聞くと、もうこの言葉を言う人とは対等に話が出来ないと思ってしまいます。
もう一度書きますが、私の趣味は野鳥の写真を撮ることです。それが『たかが写真を撮るために』の一言で否定されてしまうような気になります。

前置きが長過ぎましたが本題です。

今日の林道のサンコウチョウは時々林道のすぐ近くで巣を作ります。
たまたまなのか、意図的なのか分かりませんが、私は意図的だと思っています。
この場所にはカラスと台湾リスが天敵になっています。
林道の近くに巣を作ればその天敵が近付きにくくなって、子孫を残せる確率が上がります。
勝手な解釈ですが、もしそうだとすれば、前のコラムで書いたように、このサンコウチョウにとっては人間は敵ではなく優しい隣人なのです。

サンコウチョウに優しい隣人と思われたのなら、そのように振舞わなければいけません。
営巣の様子を観察するのなら、驚かさないように遠巻きに静かに観察しなければいけません。
今日もサンコウチョウが近付いて来た時にバタバタ動き回るカメラマンが居ました。
また大声を話をするカメラマンも居ました。
これでは折角人間を信頼して林道の近くで営巣してくれたサンコウチョウが営巣を放棄してしまうかも知れません。

最初に戻りますが、たかが写真を撮るために営巣の邪魔をするなとよく言われますが、私たち野鳥カメラマンは決して営巣の邪魔をしようと思っているわけではありません。
私たち野鳥カメラマンはそう言い切れるような振る舞いを心掛けようではありませんか。

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by kitachan0123a | 2015-06-04 18:46 | その他