今日は柳沢峠に行ってきました。
柳沢峠はまるでミュージアムのようで、そのミュージアムに小鳥達が出演しているようでした。
小鳥達は舞台に上がりお立ち台に乗って色んなポーズをとってくれます。中には綺麗な声で鳴いてくれる子もいます。
演技が終わるとジャニーズが客席の真上を飛んで行くように、小鳥達も私たち観客の頭のすぐ上を飛び去って行きます。
観客達はその度に歓声を上げて喜びます。観客達は喜んだり、悔しがったり、笑ったり、まるでミュージカルを見ているようです。
自然を楽しむ鳥見なので、柳沢峠は人工的な感は否めませんが、こんなに楽しい鳥見が出来るなら、たまには良いのではないでしょうか。
コマドリ、1番人気です。あの綺麗なさえずりを聞けば1番人気なのは分かる気がします。
1番頑張ってさえずる時は尾羽をピンと上げて、口を最大限に開きます。
足が結構長いです。スマートです。ツグミの仲間なんです。
こちらはメスのコマドリちゃんです。オスよりも色が少しだけ薄いです。
コルリ、何度も来てくれました。
枝に止まってじっとして様子を伺います。
地面では忙しなく動きます。
こちらはメスのコルリちゃんです。
コルリちゃんが怒っています。プレゼントを持って行かなかったので、コルリ君のプロポーズは失敗です。
私との距離およそ1.5m。全く人を怖がりません。迷彩服なので落葉か倒木のように見えたのかな。
ゴジュウカラ、今日のゴジュウカラ君はプロポーズ大作戦です。美味しそうなプレゼントを渡しています。
メスがお尻をお刻みに震わせます。オスはその仕草を見ると餌を渡したい衝動にかられるのだと思います。
マリリンモンローのモンローウォークのように男子を虜にします。
枝の上を上下左右に上手に歩きます。下向きに歩けるのは鳥界でもゴジュウカラだけです。
キビタキ、まだ色が綺麗じゃないので若い成鳥だと思います。2,3年経つと見惚れるほど綺麗な色になります。
キビタキ君はここでも人間とは一定の距離を保っています。
クロジ、何度も顔を出してくれました。ただの黒ではありません。青みがかった黒色で本当に綺麗ですね。
この時期にクロジが見られるのは標高が高い柳沢峠ならではですね。後ろに写っているソウシチョウも標高が高くないと見れないですね。
アカハラ、ここで繁殖するのでしょうか。
カケス、顔が怖いのは誰かを怖がらせるためでしょうか。
警戒心が強いので普段見かけても直ぐに居なくなりますが、ここには餌があるのでしばらくは居てくれます。
ソウシチョウ、プラモデルじゃないよ。
餌を置くと真っ先に取りに来ます。気性も荒いし生命力が強いですね。
ひどい写真ですがオオアカゲラも居ました。写真はオスですがメスも居ました。
多分つがいだと思いますが、メスはキョッキョッと鳴いてオスを呼んでいるようでした。
ps.探鳥地情報・柳沢峠
標高が1400mぐらいあるので、コマドリなど平地では見ることが出来ない野鳥が観察できます。
探鳥場所は柳沢峠付近にある林道ですが、バーダーの皆さんのために写真を撮りやすいようなお世話をしてくれる方がおられて、林道の一部に写真撮影用のスタジオを作って、風景作りやまき餌、写真撮影場所の交通整理までしてくれます。
このような行為には賛否ありますが、ブログやメールでは真意が伝えられないので書かないことにします。
見られる野鳥はブログで紹介した以外にもキバシリやミソサザイなども見ることができます。
スタジオになっている場所ではコマドリやコルリ、クロジ、ゴジュウカラなどが手に取るように近くで観察出来ます。双眼鏡が無くても肉眼ではっきり観察出来ます。写真も誰が撮っても綺麗な写真を撮ることが出来ます。
今度はスタジオでは無く、林道を散策してキバシリやオオアカゲラなどを探しに行こうと思います。