27,28日に奥日光に行って来ました。
お目当てはオオマシコ、ベニヒワ、オオワシ、オジロワシでしたが、オジロワシ以外は観察することが出来ませんでした。
戦場ヶ原には毎年この時期にズミと言う赤い実のなる植物がたくさん生えていて、冬鳥たちはこの実を食べにやってきます。
ところが今年はミズが全滅状態でほとんど実を付けていません。これでは冬鳥たちは来ません。
残念ながら戦場ヶ原ではゴジュウカラとキバシリ、コガラ、カシラダカぐらいしか確認出来ませんでした。
次の日は低公害バスで千手ヶ浜にオオワシとオジロワシの観察に出掛けました。
中禅寺湖にはオオワシが1羽、オジロワシが多分2羽、毎年飛来してくるそうです。
中禅寺湖のオオワシの観察ポイントは千手ヶ浜と菖蒲ヶ浜の2ヶ所あって、枝止まりが撮れる可能性が高いのが千手ヶ浜と言うことです。
バスを降りて川沿いを少し上流に登った所にオオワシのお気に入りの木があると言うことなので、そこまで歩きます。
着いてすぐ早速どなたかがオジロワシが止まっているところを発見されました。
カメラの準備もそこそこにすぐに撮影開始。ところがその後全く動きがありません。
発見から数時間経っても飛ぶ気配すら無いので別の場所に移動してオオワシ探しです。
でもオオワシは発見できず今回の奥日光の旅は終了しました。
成果は目標を達成出来ませんでしたが、早朝の戦場ヶ原の言葉では表せないような素晴らしい光景を見ることができて、それだけでも満足できる鳥見の旅でした。
早朝の戦場ヶ原は草原の草木に霜の氷が着いて白く光り、まるで白い絨毯を敷き詰めたようでした。
オジロワシ、止まっている木が遠過ぎて、私のへなちょこカメラではこれが精一杯です。
なんとか特徴の黄色いくちばしと白い尾羽の色を出したかったのですが遠すぎて無理でした。
オジロワシは飛翔している姿の方が特徴がよく分かるかも知れませんね。
キバシリ、たくさん写真は撮ったのですが、動きが早くてピンボケだらけです。
縦で
顔だけ横向きで、横を向かないとどこにいるか分かりません。
目の前に来たので慌てて撮りましたが近過ぎです。
ゴジュウカラ、今奥日光はゴジュウカラだらでです。この辺りのシジュウカラ並みに居ます。
この木に付いているキノコ?の中から種?のようなものを取り出して食べています。
戦場ヶ原に着いてまず最初に歓迎してくれたゴジュウカラ君です。
カワガラスもたくさん居ました。中禅寺湖で魚を捕っています。
ハジロカイツブリ、この他にはカンムリカイツブリが居ました。
こんな写真では戦場ヶ原の感動はお伝えできませんが、実物ははるかに綺麗です。
これは雪ではありません。草原に生えている草に霧氷が付いていて白く見えているのです。
絨毯の材料です。まるで白い草のようです。
木も草も霧氷で真っ白です。
ps.探鳥地情報・奥日光
今年の奥日光は戦場ヶ原や小田代原は記事の通りズミの実がほとんど無いので野鳥がほとんど居ませんが、湖畔にはマヒワなどが好んで食べる草の実があって、ベニヒワやオオマシコも来る可能性はあると言うことでした。
今季はベニヒワが数羽もう来ているようですが、例年よりも飛来する時期が遅いということでした。
今回オジロワシを観察したポイント付近にはオオワシの好きな木の枝も何ヶ所かあって、早朝に止まっている可能性が高いようです。
また菖蒲ヶ浜には行きませんでしたが、ここではオオワシやオジロワシの飛翔する姿を間近で観察出来るようです。豪快に魚を捕る姿も観れるようです。
これらの情報は現地でお話しさせて頂いた地元のバーダーの皆さんから教えて頂きました。ありがとうございます。