この時期然も数日だけしか聞くチャンスがないジュウイチの声を聞きに今年も須走口五合目に行って来ました。
ジュウイチ今年も居ましたよ。でも写真は撮れませんでした。来年のお楽しみですね。
ジュウイチは五合目から少し標高を下げて、オオルリが盛んに囀っている辺りにも居ました。
ここではオオルリに托卵するのでしょうか?
今日はジュウイチ以外にキバシリも見付けました。富士山では中々見付けられないのですが、今日は2回も見ることが出来ました。でも写真は撮れませんでした。
ルリビタキ、盛んに囀って居ました。
トケン類は姿形はよく似ていますが、鳴き声はそれぞれ独特で、鳴き声が名前の由来になっています。
カッコウ、ホトトギス、ジュウイチは正に名前が鳴き声そのものですが、ツツドリだけは鳴き声そのものでは無く、「ポポ、ポポ」という鳴き声が筒を叩くような響きからツツドリとなったそうです。
トケン類の鳴き声もこの時期だけしか聞くことが出来ません。
皆さんもトケン類の囀りを聞きに宿主がたくさん繁殖する探鳥地に出掛けてみてはいかがでしょうか。
ps.野鳥の生態・富士山の夏鳥の渡りのルート
富士山麓は野鳥の宝庫ですが、富士山には川がありません。
「夏鳥の渡りのルートは川である」と言う私の仮説だと富士山には夏鳥が来ないことになります。
そこで、このように考えることにします。
富士山麓に飛来する夏鳥たちは、富士山の麓までは川を遡上して、そのあとは富士山に沿って標高を上げていく。
富士山には北側には相模川の源流が、西側には酒匂川、東側には富士川が、南側にも何本かの川の源流が流れています。