この趣味では時々、1年に数度ですがとても嬉しい思わぬ出逢いがあります。
今日は富士山に入って来ました。
鳥友さんから情報をいただいたので、しばらく観察出来ていないウソを見に行く予定で、ついでにマヒワが群で着ているとのことなので見に行く予定で出掛けました。
マヒワは数百羽、多分200羽ぐらい居たと思いますが、遊歩道にある木の実を無心に食べていました。
しばらくマヒワを観察しているとマヒワよりかなり大きな鳥の群が飛んできました。これも300羽ぐらいの群です。
賑やかに鳴きながら飛んで来るのですが、私が居るせいでしょうか、近くに来てはまた反転して遠くに行ってしまいます。
やっと遠くに止まった時に双眼鏡で確認すると、何とハギマシコの群です。すごい大きな群です。
ウソは見つけることが出来ませんでしたが、ハギマシコやマヒワの群を見ることが出来てとても嬉しい鳥見になりました。
ハギマシコ、一度だけすぐ近くに止まってくれましたが、すごい枝かぶりです。

岩のところで水を飲んでいるのでしょうか。


マヒワ、すぐ近くに来てくれました。


今日の富士山は朝方は快晴でしたが、10時頃からはガスが出てきて見通しがすごく悪くなってきました。

これは何の木でしょうか。近くで見てみると実がような物が付いていました。マヒワはこの実を食べていると思います。

アトリ、アトリ群は数ヶ所で見ました。

ps.探鳥地情報・富士宮周辺
夏にここに居た鳥さんたちはもう少し標高の低いところに移動しているので、今は渡り途中の野鳥が稀に居るくらいです。
今日のハギマシコはこれからどこに行くのでしょう?
私は城山湖で1度見たことがありますが、それ以外はありません。
過去には宮ヶ瀬湖の方にも来ていたようですが、ここ数年は観察の報告はありません。
是非宮ヶ瀬湖の方にも来て越冬してくれれば嬉しいのですが、どうでしょう。
ここまでの道路も間もなく閉鎖されるので、行こうと思う方はお早めに。
今日は比較的暖かかったので、それほど防寒対策は必要ありませんでしたが、そろそろ日中でも氷点下になるのではないでしょうか。
道路も今日はまだ凍結していませんが、凍結することもあるので注意が必要です。
ps.マナーを見つめて・野生生物との共存
今日目的地までの道路で鹿を見ました。真白なお尻がとても可愛かったです。でも飛び出しにも注意してゆっくり通り過ぎます。
私たちが探鳥に出かける場所は森や林の場合が多く、そこには野生生物がたくさん暮らしています。
NHKのテレビ番組でダーウィンが来たは毎回見ている番組の一つです。
野生生物の生態や特徴など知らないこともたくさんあって、いつも興味深く楽しみながら見ています。
その中で野生生物と人間との共存について時々取り上げられることがあって、考えさせられることもたくさんあります。
以前奥日光に出掛けた時に道端でお猿の親子を見掛けました。ここでは鹿もよく見かけます。
夜中だったので注意してゆっくり通り過ぎる時に様子を見たら、母猿の横にもう1匹小さな猿が横たわっています。
でもその猿は全く動きません。母猿が揺すっても全く身動きしません。多分、車にはねられたのだと思います。
それでも母猿はその場を離れようとしません。動かない子猿を何時までも待っています。
この光景を思い出すと、今でも胸が苦しくなります。
私はこれ依頼、車で探鳥地に向かう時、道路では動物の飛び出しに細心の注意を払う事と、スピードを控えめに運転するようにしています。
人も居ないし、夜中なのでついスピードを出してしまいがちですが、そこには野生生物がたくさん暮らしていて、道路も彼らの生活する場所なのです。彼らと共存するための優しさが必要なのです。
そしてこれが私が出来る野生生物との共存の一つだと考えています。
探鳥地を守っていくためには、その場所の生態系全体を維持していく必要があって、動植物や昆虫も含めて守っていかなければいけません。